一般内科では、急性疾患、生活習慣病、アレルギーなど、幅広い内科系疾患に対応しています。
下表(病気全般のおおまかな分類とよくある症状)にあるような症状が見られたり、それ以外でも、なんとなく体調がすぐれない場合で、受診先が分からないというときも、まずはお気軽にご相談下さい。似た症状でも、原因は別という場合もあります。
大まかな分類 | 共通の自覚症状 | 典型的な診断名 |
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急性疾患 (ばい菌、ウイルス など感染症) |
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慢性疾患 (栄養の偏り、 運動不足による 生活習慣病など) |
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アレルギー性疾患 (免疫の障害) |
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その他 体調不良全般 |
※いろいろな要因が考えられます。まずはご相談を!
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消化器内科では、消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)と、消化を助ける臓器である肝臓、胆のう、膵臓に対する診療を行います。
胃の痛み、胸やけ、喉のつかえ、腹部膨満感(胃が膨れた感じ)、下腹部の痛み、便秘・下痢などの一般的な消化器の症状から、血便・下血などの急性の症状まで、専門医による詳しい診察や検査・治療が可能です。
大まかな分類 | 共通の自覚症状 | 典型的な診断名 |
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食道・胃腸の炎症 |
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免疫性の疾患 |
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肝臓・胆嚢・膵臓 の疾患 |
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腫瘍 |
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その他 機能性疾患など |
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胃腸内科・内視鏡内科では、内視鏡装置を用い、上部消化管(食道、胃、十二指腸)と下部消化管(大腸)の観察を行います。
内視鏡専門医による詳細な観察により、早期がんの診断や治療、炎症性疾患の診断などを行います。ピロリ菌検査や大腸の日帰りポリープ切除にも対応しております。
※詳細は各専用ページをご覧ください。
体内での超音波の反響を映像としてモニター上に映し出し、体内を観察する検査です。肝臓・膵臓・胆嚢などの臓器を器具の挿入などの負担なく診察できます。
※詳細は下記専用ページをご覧下さい。
血圧とは、血液から血管の壁にかかる圧力をいい、通常は上腕の動脈で測定します。適正値に個人差がありますが、正常値より高すぎたり低すぎたりすると、健康リスクを疑います。
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最大血圧…心臓が血液を送り出す為に収縮した時点の血圧
(正常値130~139mmHg) -
最小血圧…心臓が血液を取り込む為に弛緩した時点の血圧
(正常値85~89mmHg)
高血圧の症状とリスク | 低血圧の症状とリスク |
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安静状態での血圧が、慢性的に正常値より高い状態です。 自覚症状は特にありませんが、血管への負担が大きくなるので、動脈硬化が進行し、重大疾患の原因になります。 |
血圧が正常値の範囲より低く、目眩や立ちくらみ、寝起きが悪くなるなどの症状が出る状態です。 症状がなければ、それ自体の治療は不要ですが、原因となる基礎疾患が見つかる場合もあります。 |
正常な尿には、主に腎臓で濾過された老廃物が水分とともに排出されます。尿検査では、通常見られない成分の有無を調べることで、病気の早期発見に繋げます。自然に排出されるものなので、体への負担は血液検査よりも少なくなります。
検査の項目名 | 検査の内容解説 | あり(疑われる病気) | なし |
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尿蛋白検査 | 尿にタンパク質が含まれていると、腎臓の機能低下が疑われます。 |
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正常 |
尿潜血検査 | 尿に血液が含まれていると、腎臓や尿管での出血が疑われます。 |
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正常 |
尿糖検査 | 尿に糖が含まれていると、膵臓の機能低下が疑われます。 |
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正常 |
血液の固形成分(細胞成分)である血球(白血球・赤血球・血小板)の数や機能などの状態を調べます。
血液の細胞成分は、全身を巡って栄養の循環や老廃物の除去、異物に対する防御や免疫の機能を果たします。そのため血液の状態は、全身の状態を表す指標となります。
検査の項目名 | 検査の内容解説 | ↑多すぎる | ↓少なすぎる |
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白血球数 | 白血球は免疫機能を持ち、病原体からの防護を担当します。体質で正常な数は違います。 |
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赤血球数 | 赤血球は、肺から体中に酸素を送り、炭酸ガスと交換する働きをします。 |
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ヘモグロビン量 | 赤血球を赤くする色素の量です。鉄分を含み、酸素と結合する働きをします。 |
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ヘマトクリット値 | 血液中に占める赤血球の体積割合を指します。 |
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血小板数 | 血小板は怪我などで血管が破れたとき、血液を固めて傷口を塞ぎ、止血する役割をします。 |
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血液を細胞成分と血清に分離し、血清中の化学成分を調べます。血清はタンパク質や脂質などの必要成分や、除去した老廃物が血液中で一定の割合になるよう調整する働きをし、体の内部環境を整える役割を負っています。
生化学検査では、対象となる臓器毎に検査項目が異なります。
検査の項目名 | 検査の内容解説 | ↑多すぎる | ↓少なすぎる |
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総蛋白 | 血清中に含まれる蛋白で、アルブミンとグロブリンで構成されています。 |
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AST(GOT) | アスパラギン酸アミノ基転移酵素の略です。肝臓の他、筋肉や心臓に存在し、障害などがあると血中に出てきます。 |
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ALT(GPT) | アラニンアミノ基転移酵素の略です。主に肝臓に存在する酵素で、肝臓に障害などがあると血中に出てきます。 |
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LDH | 乳酸脱水素酵素の略です。肝臓、腎臓、心筋、骨格筋、赤血球に多く含まれる酵素で、これらの障害で血液中の値が高くなります。 |
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γ-GTP | γ(ガンマ)-グルタミル基転移酵素の略です。広く全身に分布する酵素ですが、肝疾患、胆道疾患で上昇し、アルコールを常飲している人は特に高い値が出ます。 |
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血清アミラーゼ | 膵液・唾液に含まれるデンプン分解酵素で、分泌器官の障害で血液中の値が高くなります。 |
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尿素窒素 | 肝臓で合成される老廃物です。腎臓の障害や、タンパク質の多食、腸管の出血で上昇します。 |
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クレアチニン | 腎臓から尿へ排泄される老廃物です。腎機能に障害があると、体内に増加し、血液中の値が高くなります。 |
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総コレステロール | 生存に不可欠な脂質の一つで、全身の細胞を構成しますが、長期にわたり高すぎると動脈硬化を起こします。 |
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HDLコレステロール | いわゆる善玉コレステロールで、血管壁や細胞に蓄積したコレステロールを除去し、動脈硬化を防ぐ役割をもちます。 |
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LDLコレステロール | いわゆる悪玉コレステロールです。コレステロールを肝臓から各細胞へ運ぶ役割をもちますが、多すぎると血管に蓄積し、動脈硬化を起こします。 |
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中性脂肪 | エネルギー源となる脂肪分ですが、多すぎると、動脈硬化や生活習慣病の原因となります。 |
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血糖値 | エネルギー源となる血液中のブドウ糖の値で、食事の前後などで変化します。糖尿病の診断指標です。 |
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ヘモグロビンA1c (HDA1c) |
赤血球のヘモグロビンと、血中ブドウ糖の結合したもので、過去1~2ヶ月平均の血糖値を反映します。 |
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尿酸 | 肝臓で合成される老廃物です。高い値が長期に続くと、痛風、腎結石、動脈硬化の原因となります。 |
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当院で実施している健康診断は以下となります。
診察や尿、血液を採取しての検査、胸や胃のレントゲン検査など、約30項目の全般的な検査を行います。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目し、関連が疑われる生活習慣病の予防を目的とした検診です。40歳〜74歳までの公的医療保険加入者全員が対象となります。詳しくは、以下リンクより特設ページをご覧下さい。
当院で実施している予防接種の例です。詳しくはお問い合わせ下さい。
※新型コロナウイルスの予防接種については、以下より特設ページをご覧下さい。